2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

睡眠過剰

夜中に一人神社に行った。 妖精出てきてこう言った。 「願いをひとつかなえてあげる。難しいことはひとつもないわ。わたしにはっきり言うだけよ」 羽をぱたぱたそう言った。 僕はそいつをむしゃむしゃ食べた。 蟻の味がした。 夜は長いの。

平温と対価

相も変わらず何の変哲もなしに生きている、いや、何も変わっていないと言えば嘘になる。全て、だとか、完全に、だとか、そんな言葉で変化を肯定、否定してしまうことは欺瞞を含み、ひいては変化を望む、望まない内部衝動への抑圧をも意味する。俺は変わる。…

平穏と退化

みかんの缶詰だけが美味くて、あとのものは食べるに値しないから、それだけを食って過ごす。栄養など不必要だ。俺は動くことさえ自らに期待しない。俺は考えることさえ自らに期待しない。俺はあいつをぶっ殺すことさえもどうだって良くなってるんだ。俺の好…

酸化

誰かに何かを伝えてしまわねば、それで俺は素晴らしき人々とつながるのだ! なんてさ、ずっとずっと、切に思っていたのだがね、人と繋がるというのは根本から嘘なのかもわからぬね。嘘でなければ、それこそ、誰もわかっていないのではないかと、俺以外の人々…

見ず知らずの女の子

どうしようもない昼間と、あまりに底辺の夜を過ごしてきた! 最低だったが最高だったよ。ありがとね。花は見なかったが問題ないだろう、流れたものは無為なる時間、得たものは人それぞれだ。俺は満足している。後悔はないのだからね、もう一度言っておく、楽…