無残無残

ハル子さんと結婚する夢を見た。
空が真っ青に晴れ渡っていて、とても綺麗だった。涼やかな夏の感触が確かにあった。僕は彼女の手を握る、それから、笑いかける。白いドレスがゆらりと風に舞った。いつものように、にやりと笑ってみせる彼女は眩しいくらいで、愛おしくて仕方がなくて、目をそらした。
僕は。


あそこで目をそらさなければ、あるいは口付けのひとつでもしていたら、僕は目を覚まさなかったのだろうか? それとも、やはり夢は夢だったのだろうか?




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絵の置き場を作った。多分三日も持たずに終わる。