終決

恐怖と落胆。言い訳と懺悔。何でもいいよ、ただわかるのは俺の弱さ。屑野郎。本当にまいった。俺はもう駄目なんだな。一生このままなのかな。


やぁめた、と思ったのだ。本気で思っていたのだ。だけれども、結局やめてはいない。いつもどおりのあやふやさ、あいまいさ、矮小さ、くだらなさ、つまらなさ。キチガイごっこだ。他人には憤って憤って、それだのに自分には優しい言葉しかかけはしない。屑野郎。かっこ悪いな畜生。畜生畜生畜生。俺の権利はすべて消失した。義務ばっかり放棄しちまうもんだから、手さえも動かなくなっちまう。
一日と半分かかって、ようやく食べ物というものを認識するにいたった。糞尿を垂れ流しかけて、あぁ、これでは動物だ、俺は人でない、獣畜生に成り下がってしまった。
いいわけだ。本当か嘘か、嘘だね。嘘だと思うだろう。本当なんてないよ。そうさ全部嘘だ。
屑野郎。
山へ行こうと思って一日ぶりに部屋を出て、足が震えちまって、やめた。


ハローキチガイ薬。


気持ち悪いな。


やめちまうか。やめちまおうか。さよならってさ。それだけなんだよな。
こんなとき、開き直るか、あるいは全部捨てちまうだけの力があればな。中途半端が一番気持ち悪いというのに。あの素晴らしい人々が、笑う。嘲笑う。
かっこ悪いな。