TOU-HEN-BOKU

やけに発作的にARIAを読み返した。俺は一介のオタクだから、やっぱりこれでヒーリング、ヒーリング。大事だよな、癒し。八巻までしか持ってないから、八巻が終わったらまた一巻から。五周してやっと我に返った。でもこれやっぱ凄いなぁ。なんだかよくわからないけど無茶苦茶に和む。幸せになりてぇなぁ、俺は幸せになりてぇ。だってアテナ先輩超可愛いんだぜ? あぁ、知ってる? そっか、ごめん。
あとWORKING!!も買ってきた。やっぱおもしろいなぁ、この人の漫画。サイトのほうが昔から大好きでずっと見てる。YG版WORKING!!もいいけどサイトのほうもいいよなぁと思いながら最初から読み返す。面白いなぁ。俺はとにかく井波さんと結婚したい。


漫画読んでないときは、もう駄目だ。今日は酷く曖昧だ。朝からどうにもあやふやだ。俺は、誰かをどうにかしないといけなかったのか、そんなことを一日思っている。強くならなければいけない、理由はどうあれ、戦うという姿勢を保ち続けることが大事だと信じてきた。聖人君子じゃいられねぇんだぞ、俺はよ、だけれどこれでいいのかね。
何も見ていなかったから、見ることはかなわなかったから、壁を越えたところにあるのは美しいものだと思って動いてきた。見てしまえば何のことはない、今まで想った理想と比べれば粕も粕、残像程度の存在感もない。俺は何かを目前にするたびにそうやってあからさまに落胆してきたけれども、どうやらこれは、腐っているのは俺の目のほうに違いない、そんなことが、そんな簡単なことがわかっただけのようだ。
嘘くさいな、かっこわりぃな、俺はかっこわりぃなぁ。知ってたけどね。
ちっともがんばってないはずの俺がよ、一番疲れた顔してんのかね。変なところでどっか頑固でわからずやだ、周りにはいつだって迷惑をかける。最近は、自分がどうしたいのかさえもわかんなくなっちまう。書きたいものも、歌いたいものも、話したいことさえも良くわからない。俺には、本当に、何も、ないのか。薄っぺらな服ばっかり何枚も着込んじまって、着膨れしてたせいでさ、自分の馬鹿みたく細い手首も見えなくなっちまってたのかな。知ってたと思ってたんだけどな。俺は本気で、そんなことは知ってると思ってたのにな。簡単なことだろうに、わからねぇんだ。これはただの思考放棄だけどよ。本気になって考えてたらわかっただろうことなんだ。本気になるのさえ嫌だったから、違うな、怠惰なだけだな。
嘘くさいな、かっこわりぃな、俺はかっこわりぃなぁ。知ってたよりもずっと。


岡林信康はっぴいえんどを交互に聴く。『風をあつめて』が最強すぎる! なんだこれなんだこれ。