way

細々とした片づけを。色々と終わらせてしまわねばね。
どうにも俺は凡人だから、小さなことからこつこつと、何だ、努力って言葉じゃねぇか、やらねばならぬようだ。一瞬で巨大なものを作ってしまうには、今は力もないし頭もない、何より俺の横に立つ者がいない。だいたいさ、俺一人で何かを成し遂げようとして、何かできたことが今までにあったか? わからぬ。わからぬと言うことは、ないということだ。既視感。あれ、糞、今変換で既視感って出なかったぞ? 登録してなかったか? あぁ、新しいパシコンになったんだ、そんなことにも瞬時には気づかぬというのに、そんな俺が何を作れようか!
こぶし、小指の骨の上のかさぶたがやっと取れて、ようやく壁を殴る日々の再開だ! 蹴っても蹴ってもくだらぬよ、音の鈍く響き、足の軽くしびれるばかり。俺は、別段、音も振動も求めてはおらぬ。だからといって痛みなど求めているというのか? くだらん、あまりにもくだらない。まるで、まるで、あぁ! 例えるのもくだらない。
カーテンを閉めてしまうと、カーテンの外には何もなくなってしまうのではないかと頭の片隅で思っていた。それも、カーテンが特別なのではなく、世界とはそういうものなのだと。今は、目を閉じれば恐怖する。何かが、俺を襲おうとしている、視線を感ずるのはまやかしではないだろう、これは現実だ、ということは、何かがいるということだ。間違いない。目に見えればそこにあるんだろ? 音が聞こえれば音があるんだろ? だったら、間違いないだろ。


あらゆることに、何か首を傾げざるをえない。きっと、そいつは全てがいちいち間違っているのではなくて、観測者たる俺が間違っているだけなのだろう。そうさね、自分に都合がいいことでないと最初っから中身も見ずに否定しちまうなんて、いつもいつもいつも君が正しいものな、そうさ、俺が間違ってる、間違ってるのは俺だ。わかってるさ、わーかってるって。いくら俺様でもそれくらいのこたぁわかってるさ。
くだらねぇ。


雨の音がちっぽけな脳に響く。雨は冷たかった。冷たい雨からは今は何も連想しない、つらい夜などなかった、寒い夜などなかったからさ。
俺は、己のする行為に、三十八度五分程度の不快感しか持たぬ。たといそれが吐き気をもたらすとて、それは行為そのものに対しての嫌悪ではない。俺が憎むのは、己の行為によって起きた、予想が可能だった痛みだ。想定していなかった傷には、どうしようもなかった、諦めもつく。わかっていたのに、わかっていたのに、わかっていたのに! いくらでも思うさ。後悔は得意だからね。
細々とした片づけをせねばならぬね。ぐずぐずと続くのにはうんざりだ。


あ、あとmixi退会したんでその辺は何卒。加えて、(遅れてしまったけれど)一昨日逝かれたソウルの帝王に敬意を。