愛情氷原

昔のあの子に会った。偶然さ、自転車押してるときに後ろから声かけやがるものだから、何だかびっくりしちまって、俺は笑っちまったのを覚えている。話した。くだらぬことをいくつかと、大事なことをいくつか。こんな季節に、闇の中で長く話していたものだからさ、酷く体が冷えちまったよ。暖める方法、失っちまったしな、このくらいが丁度いい体温なのかもわからぬけれど。
私よりいい子が見つかるよ、って常套句なようでやっぱり一番きついのな。こういうの、駄目だなー。まるで不慣れだ。俺はまるっきりベタベタなハッピーエンドを望んでるってのにさ。もう後戻りも何にもできぬから、それこそ自業自得、か。俺の知らない奴と幸せになってくれ、ラブ! 畜生! ふざけんな!
マフラーの季節だね。去年よりいいマフラー、どうせ見つからぬだろうけれど、買いに行ってみることとするかね。


告知。
渡り犬の方さ、もう一ページ書いたので、お暇ならどうぞ。個人的にゃ、ようやくラノベ臭が出せてきたかな、と。まだまだ先は長いけれども。
更新情報とかこっちにもやっとこ出した方がいいのかな? よくわからぬ。あっちだけ更新してこっちに何も書かない時にどうするか、考えあぐねる。ま、それはそのときにいくらでも考えるだろう、ってことで保留。