不能

大丈夫でもなんでもない。
言葉が全く出てこないよ。一回終わった話をさ、ずうっと読んでいるからだ。返ってきた文章は長すぎて、泣きそうになる。大丈夫、と何度か言って、大丈夫とはなんだろうと考える。何に対して大丈夫なんだろうか。何に対しても大丈夫じゃない! 何が大丈夫なものか! ただの、建前だ。あの子が、俺のことを、気持ち悪いと思う前の。


俺は、あの子ともっとエロいことがしたかった。本音はそれだけか? 違うだろ? もっと綺麗なことをたくさん持っていたはずなのに、言葉になりはしない。ただ、大丈夫だから、と繰り返すだけ。
だって、だってさ、『友達』だもんな! 俺とお前は、『友達』だもんな! 友達とエロいことはしない、話のわかるやつだ。


笑うなよ。笑うなよ。どうしようもないことは、どうしようもねぇんだ。
僕は、あの子の友達だ。
さて、再起動。