一瞬のなんとやら

抑えている間の安定と、効果が消え去ったときの落下の対比か。楽しいことも、つらいことも、すべてが混雑し、平均化される。三次元は二次元になり、一次元は四次元となり、理解を超越する。線に見えていたものが、一瞬にして固体へと変わり、液体となり流動し、あるいは裏側へねじれて、見えなくなる。ただ単に、理解不能なので、布団をかぶってじっとしている。白いものや黒いものが見えなくなるまで、目を閉じている。息は荒く、しかし酸素をとりすぎぬように。
いくら水を飲んでも喉が渇いている気がして、永遠喉を潤す。薄っぺらな喜びを高らかに叫べる喉だ、潤しておくに越したことはない。何も言えなくなってからでは、遅いのだから。


いくらかの文章を、書く。筆の進みが目に見えて遅くなっている。時間が見えはしないのだがね。
軽い物を、読みやすいものを、しかし心にぶち当たるような、と考えあぐねてしまい、進みはしない。結局は太宰かの言う単純表現の美しさを追い求めるだけなのだが、やはり、難しいという言葉だけに集約される。複雑怪奇な文体で内容の無さを隠したとて、騙されるのは思春期の中学生ぐらいだ。そんなくだらないものを書くつもりは毛頭無いが、結果その程度のものとなってしまっている。違う、俺の書きたいものは、俺の書けるものは、もっと遠い場所にあるのだと自問自答してみるも、完成品がなまじっか見えてしまっているばかりに、そこに行き着く苦労を思う。向上心を糧にできればいいのだけれど、それに押しつぶされちまうような男だからさ、俺は。
どでかいヘッドホンで、繰り返し繰り返し、同じ曲を。耳周りが暑い。
頑張ろう、と笑顔で言う間も、放棄することばかり考えている。褒められることは、そこを維持しないといけないと言われているのと同様な気がして、吐きそうになる。俺には何もできねぇんだ、俺に何も求めないでくれよ、と吐き散らすように叫んでみても、たぶんにそれは俺の自己中心さを露呈させるだけ。俺は、俺の大好きな人々のために頑張らねばならぬのだ、と自分を震わせてみるも、大好きと大嫌いはイコライズされているからさ。
小さな男だ、立場ばかり気にしている。俺なんて気持ち悪いオタクでしかないのに、何かっこつけてんだ、糞が。


さて、これ以上特に何も無い。
あ、ひょんなことで手に入れた東方妖々夢ばかりやってる俺。ハードノーコンティニュークリア。けどこれPCのスペック高かったら難易度上がるよな。低スペック機だからこそか。