TooSky

自分の未来そのものではないのだが、やはり、先人が通った道を見て落ち込むのだ。いつかは通過せねばならぬのだろうかと悩み、避けることはできないだろうかと考えあぐねる。
今まで全てがうまくいっていたからこれからもうまくいくだろうと考えるのと同様に、今まで全てが駄目だったからこれからも駄目だったと思うのは早計なのか? 駄目なやつは何をしても駄目なのではないのか、と正論に反発する様子で、つぶやくのだが、自分ではそれを信じてすらいない、いつかは美しくなるのだと、本当は、思い込んでいるのだ。
いつからかここはつらい世界になってしまった。時がたつにつれて、責任が増えていくのが疑問で仕方がない。僕は何もできないのだ。凡人ですらないというのに。
貴方は未だに、未来はすばらしいと言う。現実も理想も関係ない、妄想の産物ですらない。
背の高い女性が好きだ、俺はいつも公言している。けれど、それが俺の好きな人と関係のないように、もしかすると素晴らしいもの自体はすばらしき日々に関係のないものなのだろうかね。もしそうならば、俺の今していることのほとんどは、なくてもよかったこととなる。炭酸の抜けた三ツ矢サイダーは、泡さえもコップにつかずに。
格好悪いことを言うな。気持ち悪いことを言うな。それがお前の、あるいは俺のキャラクターであったとしても、許されることは決してない。許してくれるのはあの子なのだから。新しい風を吹き込ませるのだと胸を張ってみても、風穴を開けるだけの結果となる。糞は糞らしく横たわっていればいいのだ、俺は無言で倒れる気は毛頭ないけれどね!
空が空過ぎる。痛みが痛み過ぎるのと同様に、幻想は幻想過ぎて。
運命の相手さね、意気投合する瞬間さね、心惹かれる瞬間さね。絶対あると信じているんだが、未来からの通信はない。電波、電波だ、誰かが俺を呼んでいる、と感じているのはリアルなのだけれど、どう考えても常識で考えればおかしいだろ。ついに妄想を現実だと妄言するようになったのか、失言を本当だと偽るようになったのか。
何気なく書いた落書きの向こうに見えたものは、インスピレーション以上のものなのか、わからないが、急激な色彩の変化が味わえそうではある、ので引きずられていこうと思うが、引きずるだけの馬力はないのかもしれないのだ。