ライトマイファイア

全く別の、ある種欲望だけに彩られたものを書いているよ。一握りのリアルと、つぼ一杯の幻想で満たされている。
格好をつけることが出来るものではなくて、ハイビジョンの映像であることも決してない。細かい描写が欠けている、と感じる。けれども、そんなものよりも、書き終える時間が優先される世界が、あった。なかなかおもしろいさね。
リアルタイムに批評が返ってくるというのはなかなか楽しいものだね。
けれども、おれは、こんなことをそろそろやめて、自分というものを見直す作業にまた入らねばならないのだ。楽に行き過ぎている。全てをスキップしている。細部が理解できずに、大雑把で満足してしまうのなら、その僕は必要ない。必要ないからといって切り捨ててしまうことは、僕にはどうしても出来ないが、それをしなければならない時、なのだろうね。
追われる日々もまた始まる。終われない日々もまた始まる。決して止まってはくれない流れを、ひとすくいひとすくい飲み込んでいく。喉に詰まり、むせることもしばしばではある。
何かを書くことによって、おれは、ここではないどこかにいけるような気がしている。ある種その疾走感というか、逆説的に、停滞感というか。