放棄で吐く

あの子と、もう解消してしまおうかと思っている。同様に、今まで続けてきたことをも、つまりは皆と楽しげにも続けてきたことを、一足早く、うん、大体一年くらい早くになるかな、やめようかとも思っている。いつまでもいつまでも、ずっとずっと、こう、ぐだぐだと言っている訳にはいけない、決断を迫られている。今決めなくても良いんだよ、君は言うだろうかね? しかし、その言葉は、俺の心には単なる慰めとしてしか届かず、行方を左右することは消してない。どちらにすればいいかと聞くとき、たいてい答えはすでに持っているものだ、などと言うが、俺は『どうすればいいか』を教えて欲しいのだ。けれど、結局はその助言も俺には届かず、果てしなく綺麗に地面を汚す桜。
ここは本当ではない、と居場所を転々として、もうどこだかわからなくなっている。食に対する欲求はとんと消えてしまい、何を食べても侵されている気がする、汚い。ようは俺が汚れてるだけなんだろうけどさ、一方的な主観で瞬間を過ごす。惰眠を貪り、動かない頭を左右にゆっくり振りながら、つまらない音楽を聴く。目から入るのは白い壁と動く影。今はただ、少しでも疲労を。もともとちっぽけであった正直さを捨て、嘘のみとすることに。再び願うこともやめる。嘆き悲しむ日々さえも、いらぬ。鼠色の時間を永遠すごし、あわよくば、素晴らしい日々へと。
何ができれば成功なのかね? 全てを同価値に消費しつくしてまで、何を望んでいるのか、と考えることは考えるも、問いかけ自体に意味はなく、至極単純なる時間を手にするためだと、答えはでている。
自慰でもして、寝る。