だる

表したいはずのものが目の前にあるのに、それを形に出来ないというもどかしさ。
技量、それを縁取る感情、価値観、多分僕の大好きなあの人にとっては、それらは何てこともないことなのだと思っていたが、どうにもそうでなくて、あぁ、僕の十倍も二十倍も、僕よりそれを愛しているのだ。僕はあの人になりたい。むしろなる、頑張る、一ミリでも二ミリでも、近づこうと思うのだが。どうにもどうにも書けないでいる。
スランプ、そんなものは毎時間感じるのだけど、今回のは酷い。もう俺の力は消えてしまったのかね? そんなものは元からなかったのだろうけど、そう思うことは逃げなので信じない、のです、僕は。
これから、素直に格好悪いことを書く。
なんつーか、人間がめんどくさい。特に女。男もめんどくさいことはめんどくさい。だるい、むしろ嫌いライクな感情、覚える。つまりは思春期っつーものの限りない情動なんだろうけど、全てが、むしろそこのお前! そう、あんただあんた! がめんどくさくてたまらないんだ僕は。皆、僕に力をくれよと叫んでいた時代は一旦閉じてしまった。このなんつーか、叫びたいけど叫んだらボコボコにされるんじゃねーのって怯えて、それでも叫びたいから叫んで、やっぱりぼこぼこにされて、そういう時代が来る。むしろ来た。この何、道、違う、もっとはっきりしたもの、を歩いて、走って、はしょって、端から否定して、全て納得し終わるまでこれは動かないのだよ。
ここまで素直に格好悪いことを書いた。
結局ねぇ、貴方、僕は貴方が大好きなのだけれども、貴方がめんどくさくてたまらないのだ。だからこの、スランプ、穴、中にはオレンジジュース、そんなものに落ち込んでいるわけなのです。
本当に困った。いや、結構素で困ってます。
明日は素晴らしいものが生み出せることを願って、今からメールする。よろしく。