テスト勉強の合間に

太宰治の全集が欲しい。青空文庫でも読めるんだけど、やっぱりハードカバーの、しかもとびっきり装丁が厚い奴が欲しい、といつも思う。読んでて手がしびれてきそうな、というのは言い過ぎかもしれないけど、そんなくらい重いほうが何か文字の重みが変わるような、でもむしろそれは心構えのほうに問題があるのだろうけど、やはりハードカバーのほうが読む上では重要だと思うのですよ。芥川の全集も欲しいなー。あー、でも芥川買うぐらいだったらその金で今まで買えなかった村上春樹を買う、ぜー。春樹たんにかこまれてぇー! そしたら三週間に一回ぐらい村上春樹の日を作ってずっと読んでると思う。あぁ、これ相当きもいな。でもそう、太宰が読みたいなぁ。ブンガクとしての流れとしては芥川→太宰らしいんだけど、太宰は芥川にかなりの影響を受けているみたいだし、でもその、そのなんだろう、ロリンズに憧れたサックス吹きはロリンズよりロリンズらしい、みたいな、あれなんだ。カタルシス、っていう言葉はエヴァで使い古されて急に新鮮味というかペダンチックさを失ってしまっているようだから、あまり使いたくはないけれども、やっぱりそういう悲劇を読んでいるときのぞくぞくした感じ、太宰はむしろ自虐的なものだけど、それを今は切に欲しいと願う。だってほら、太宰の写真とか凄いよね。もういかにも「人生悲観してます」みたいな顔してもうすげー。うん、太宰は僕の神様です。まー、武者小路実篤もろくに読んでない僕が語るのはブンガクって言うものにとっては失礼ってもんなのかもしれないけどさー。でもおもろいとおもったものはおもれーしさー。春樹と太宰を読むためのお金があったらなぁーあー。