幸せになったのかな、と独りになって紫煙くゆらせている。それこそ聖なる日じゃないか、皆が幸せにならないと嘘だよ。俺には何もできず、傍観者にもなりきれず、窪んだ眼で空を見上げているだけであった。月が、ぼんやりと雲に融けていて、良い夜だったな。…
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