おっけー

なんだか高まってしまってどうにも眠気というものがやってこない。ある種、昂揚感というか、そういうものは必要なのだろうけど、休息、のほうが必要なときもあると思うのだ。さっき飲んだ二杯のコーヒーのせいなのかもしれないが、やけに意識がはっきりとしている。
どうにもどこへもいけないのなら、その場でとどまってできる限り叫んで、高まって、どこかへ、止まったままでも到達したいと願う。あの子がね、来てくれるというのだから! へへ、頑張らないといけないじゃんか。
微笑み絶やさずに、でもやはり、苦痛の表情でいて、それに、愛という名のぬくもりだけを求めて、そんな歌を歌いたいんだ僕は。でもね、どうしても僕にはそれがかなわないというのなら、どうしようもない、いや、どうにかはできるのだろうが、どうにもしたくない、中途半端な想い抱えて、出来る限りの、あぁ、どこまで出来るだろう? 歌をね、歌うのさ。
喉が痛い。致命的。
でもね、でもね、聞いてくださいよ。だからそれがなんだっていうんだ。力の限りさ、腹の底からだよ、心の奥からだぜ? ロックはそれからなんだ。
よし、お前ら皆来い。二兆人来い。調子乗ってる奴も乗ってない奴も、頭良い奴も悪い奴も、ニートも引きこもりも登校拒否も皆来い。んで、ちょっと笑え。それで、俺、満足。
たいがいね、自己満足のための歌さ。それでもしかすると満足できないとしても、誰かが聞いていたという事実、に、満足しようと心に決めているんだ。