ワープ進化

ぶっちぎるだけだろ? 俺は歌う! 誰が何と言おうが、歌わせてもらう! 今日の喉はあまりにも酷く、痛い。明日には治っていることを祈るが、それすらもちっぽけな問題で、俺が本気でやるかどうかだけが重要なファクターだ。愛すべき人々と、そしてこれから会う人々と、もしかすると見知った彼ら以外誰もいないかもわからんが、そんなことも関係ない。繋がりあえば、俺はそれでいいんだ。欲を言えばさ、確かにいっぱい人のいるほうがいいんだ。それで、思う存分喉震わせてくれたら、それがいいんだ。けれど、あまり欲張るのはやめにしよう。時間も時間だしな。
去年のこの時も、同じような空気だった。喉が痛く、治ることを願っていた。結局痛いままだったがさ、それはそれで良かったんじゃねぇの。突き抜けて、ぶっ飛ばして、後のことは俺を見た奴らに任せようじゃねぇか。くだらぬ欲望、ちんけな愛情のためにさ、明日一日、俺はこの身をささげる覚悟だよ。


俺の大好きな人へ。ただ、来て、繋がって欲しい。かっこ悪くてどうしようもねぇ俺だけどさ、あなた方と知り合えたこと、あなた方と少しでも時間を共有できたことには誇りを持ってんだ。だからさ、これから俺をもっと誇らさせてくれねぇか。存外無理な頼みだが、俺は真剣そのものだぜ。
さぁ、必要なのは十分な栄養と有り余るほどの睡眠。あとは可愛いベースの一本とこの体でさ、ぶっちぎってやるだけだ。