端々

笑い飛ばせよ、笑い飛ばせ。いくらの苦痛も、技術の足りなさも、俺の汚さだって全て、笑い飛ばしちまえば楽になる。うずくまって吐き気に耐える日々も、空腹も睡眠も知らずに天井ばかり見つめている日々も、悠々と凌駕しちまうだろう。けれど、それでいいのか? そんな簡単なことで、今までの全てを否定しちまってから、これからの肯定に入るのか? 俺はそんなの御免だ。
横暴なのは誰かを思い出せ。幼稚なのは誰かを思い出せ。とった行動の全て、髪の毛一本一本の空に揺れるまでを思い出し、猛省しろ。誰も理解してくれない? 誰も助けてくれない? 誰も誰も誰も? ふざけるな! 甘えるな! そんなたわごとはうんざりだ! そんなことを言うとき、誰もお前を理解しようとはしない。そんなことを言うとき、誰もお前を助けてくれない。そんなお前を、誰も誰も誰も。お前とは、考えれば俺のこと。


考えたくないので、眠る。言葉があまりにも出ない。


ひとつだけ、私信。タイミングが来れば、きっと俺は終えちまうから、タイミングが来ないことを祈っていて欲しい。